2005年 07月 08日 ( 2 )
世界遺産・カッパドキア
 憎しみは連鎖していくで見ていたNHKの世界遺産。毎回見ているわけではないのです。たまたま今回見ることが出来ました。
 今回取り上げられていたのはトルコのカッパドキア。たくさんの奇妙な岩がそびえたつ場所です(昔読んだあやしげ系本には古代核戦争の名残なんて載っていました)。

 昔ここではキリスト教徒(ギリシャ正教)の人たちが住んでいました。中には礼拝堂の跡などもあります。
 その中で少し印象に残った壁画がキリスト(ヨーロッパ)の隣にいるイスラムの人。イスラムの人たちはその地を治める為にキリスト教の信仰を許したそうです。そしてカッパドキアに住むキリスト教の人たちは彼らに対する感謝の形としてイスラムの人の絵を描いたらしいのです。

 20世紀になってトルコに住むキリスト教徒とギリシアに住むイスラム教徒を相互移住することによって、カッパドキアからキリスト教徒はいなくなりました。今カッパドキアに住む(今も住む人がいるのはすごいですね)イスラム教徒の人たちは葡萄を作り、ワインを造ります。イスラム教徒なので礼拝をしますが、そこにあるカーペットの模様に十字架の文様がありました。
 また、カッパドキアに住んでいたキリスト教徒たちの子孫がカッパドキアにやってきてキリスト教の礼拝をすることがあるのだそうです。

 この番組を見ていて文化の融合、そしてお互いを認め合えることもあるんだと思いました。それなのに、今の私たちは自分の価値と違う人たちを認め合えない。どうしてなんでしょうね。

NHK世界遺産の旅
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by ananta | 2005-07-08 09:31 | TV PROGRAM
憎しみは連鎖していく
<ロンドン同時テロ>45人死亡、負傷者は1000人以上に

 このニュースを最初に知ったのは午後8時過ぎ、TVを見ていた時。どこかでニュースをやっているだろうかと見てみたけど、TVではやっていなかった(そのままNHKの世界遺産見ていた)。

 このニュースを最初に見た時にブログにいろいろ書こうと寝ながら考えた。半分寝ていたからあまり覚えていない。だけど、最初に考えたことと今考えていることは違う。

 最初は宗教や文化の違いだから相互理解していかないといけないと思った。でも、そんな些細なものではない。一番最初にボタンを掛け違えた時からもうボタンはずれてしまって、ボタンが多いから何処で間違えたかもわからないんだ。
 話し合いをすればわかる部分もあるかもしれない。でも、世界の首脳で誰が彼らの声を聞き取ったのか。叫んでも聞いてもらえなければ、殴ってでも話を聞いてもらうしかないじゃないか。でも殴ったら殴り返す。延々とその繰り返し。その中間に立ったら両方から殴られる。そんな立場に誰も立ちたくない。どちらか自分に有利な方につくしかないんだ。

 小さい頃、戦争の話を聞く度に思った。みんな共通の敵が出来ない限りこの地球という星は一つになることは無いだろうって。異星人でも襲ってきて私たちは地球という単位と気付かない限り無理だって。でも、これだって結局のところ単位が違うだけで同じことなんだよね。

 結局テロをする側もされたからといってそれを叩く側もお互いがお互いのことを一番大事だから、歩み寄れるはずなんてないんだ。そして、一番上に立つ人間は結局上に立っているからこそ傷つかない。傷つくのは何時も普通に生活している、取り立てて相反する考えに敵対しようと(直接的には)言っていない人達。もしかしたら巻き込まれた人の中には彼らの考えに賛成していた人たちもいたかもしれないのに…。

 日本も何時テロが起きてもおかしくはない。我々はアメリカの核の下に生きてきたから。支援の名の下でも自衛隊(防衛を謳っていても外から見たら軍隊も一緒だろう)をイラクに派遣しているから。テロリストから見たらアメリカの子分だから叩くのは十分ありえると思う。

 私個人はキリスト教に対してもイスラム教に対しても特別な感情(敵対感情も友好感情も)ない。出来たら仲良くなれるならばどんな相手とも仲良くしていきたい。
 でも、もしテロが起こったら。日本なんてテロが隣にある国ではないからとても脆いだろう。もし起きて自分が巻き込まれてしまったら、自分の大事な人が巻き込まれてしまったら、その相手を憎まないでいられるだろうか。一人でもその感情を持つ相手がいたら、その憎しみは連鎖していくのではないか。


  今回自分の考えに一番近い形としてですます調の文章は使っていません。またアルカイダ系の組織から犯行声明が出ているという事でアメリカ(キリスト教)対アルカイダ(イスラム原理主義系)という図式を当てはめてテロを考えています。アルカイダ系を名乗っていても「その組織の名前を利用する」形をとっている可能性もあり、アルカイダ系の犯行と断定できないことを追記させていただきます。
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by ananta | 2005-07-08 08:56 | NEWS